【TAMIYA傑作機シリーズ最新作】F-14Aトムキャットの魅力に酔いしれよう(1)【コックピット製作編】
目次
1.What’s トムキャット
2.これがF-14Aの新作キットだ!!
3.コックピットを組み立てよう
プラモデル初心者がプロモデラーに教わりながら、
本格的なプラモデル製作に挑戦する企画。
今回もタミヤプラモデルファクトリー トレッサ横浜店からお送りいたします!
いつもご指導してくださるのは、
プロモデラーの長谷川マスターこと、長谷川伸二さん!
長谷川伸二マスターは、
タミヤプラモデルファクトリー トレッサ横浜店内にあるアトリエゾーンにて、
さまざまな講座を開催されています。→各種講座
プラモデル製作に行き詰っているそこのアナタは、
タミヤプラモデルファクトリートレッサ横浜店のアトリエゾーンで、
どんどん長谷川マスターに相談しましょう!
さて、今回製作するのは、
2016年11月に発売されたばかりの、いま大注目のキットです!
1/48 傑作機シリーズ No.114
グラマン F-14A トムキャット
GRUMMAN F-14A TOMCAT
2016年11月12日(土)ごろ発売
全長398mm、全幅408mm
★コクピット内部や脚収納庫も精密感十分。
★パイロットと後席のRIOの人形は最新のデジタル造形技術を駆使してリアルに再現。
★VF-2、VF-84所属機、1980年代のイラン空軍所属機のマーキング3種類付き。
最もカラフルだった時代のF-14Aをお楽しみください。
…ということで、
現在も絶大な人気を誇っているアメリカ海軍の艦上戦闘機F-14トムキャット。
その初期生産型であるF-14Aが1/48傑作機シリーズに登場!
ということで、
全国のタミヤファンが待ち望んでいたキットなのです!!
発売したて、
待望のF-14Aを今回は製作してゆこうと思います!
が、しかし!
私は例の如くトムキャット??の存在を全く知らなかったので、
まずは必死で調べてみました!!
すると、いままで知らなかったことが勿体無いほど魅力的な戦闘機で、
もっと様々な事物に興味を持って勉強しなきゃなーと反省したのでした。
1. What’s トムキャット
さて、
このポイントさえ押さえればトムキャットがわかる!
そんな最低限の重要ポイントを調べて集めてみました。
(Wikipedia項目:F-14(戦闘機) より画像引用)
F-14は、アメリカ合衆国のグラマン社が開発した艦上戦闘機。
愛称は「雄猫」を意味するトムキャット(Tomcat)。
かわいい名前ですが、かわいくないほどスゴイ性能の戦闘機です。
用途:戦闘機
分類:艦上戦闘機(海の上から飛び立って作戦行動を行う)
製造者:グラマン社
運用者: アメリカ海軍・イラン空軍
生産数:712機
運用開始:1973年 (ということは、もう44年目になるのですね!!)
運用状況:アメリカ海軍では2006年9月22日に退役だが、イラン空軍では現役。
ユニットコスト:3,800万ドル(とにかく超高いので、政治家やマスコミに非難され、配備予定の数を減らされたことも。)
(Wikipedia項目:F-14(戦闘機) より画像引用)
トムキャットの特徴は
なんといっても可変後退翼とミサイル。
トムキャットの開発話は、
海軍と空軍からの依頼で、すでに1950年代から存在していたようです。
当時、1950年代から開発中だったミサイルや火器管制システム……、
それらを搭載して、なおかつ軽々と格闘戦ができるような戦闘機が必要だったのでしょう。
……つまりこういうことでは?
20世紀の半ば、
その当時最高の技術によって製造された兵器を安全に載せることができる戦闘機を求めてつくられたのがF-14トムキャット。
そう考えると、
なんだかトムキャットが先進的でスタイリッシュな憧れの印象を持っているのも、
当時の最先端技術を詰め込むために開発されたから……なのかもしれませんね。
そんなトムキャットの操縦士の青春群像劇を描いた映画があるので、
まずは製作開始する前に勉強として観てみました。
1986年のアメリカ映画「トップガン」。
トムクルーズが有名になるきっかけとなった映画だそうで、
その世代の方々は絶対知っているような、カリスマ的映画だったのだそうです。
とにかく見せつけられるトムキャットのボディが格好良い!
空を飛ぶスピード感も、飛ぶということの危険な雰囲気も、
すべてが感動的かつクールに描かれており、
現代戦闘機の世界観を知るための良質なキッカケになりました。
2. これがF-14Aの新作キットだ!
この箱絵、かっこいいですねー!!
エンジンの轟音が聴こえてきそうです。
最近、
こうして初心者ながらもプラモデルを製作して記事を書かせていただいており
長年プラモデルを愛していらっしゃる方々と交流する機会も増え、
その中でキットの箱絵をコレクションされてる方もいらっしゃって、
私も影響を受けて、あらためて箱絵をまじまじと見てしまいます。
その正確な描写力はさることながら、
機体の絶妙な色味や、シチュエーションの雰囲気、
すばらしいですね……。
パッケージなんて写真でもいいはずだけれど、
やはり絵だからこそ、想像力や憧憬の気持ちがかきたてられます。
すばらしいです。
箱を見ているだけでもワクワクしますねー。
こちら様々なパターンの塗装図です。
トムキャットらしいライトグレーの機体も良いですが、
イラン空軍仕様の迷彩パターンもカッコいいですね。
すべてのパーツを並べるとこんな感じ。
コックピット部分のクリアパーツの曲線が綺麗です。
さて、
例の如くまずはコックピットから組み立てていきます!
3. コックピットを組み立てよう
もはや言語での説明不要なほどわかりやすい設計図です。
どのパーツがどこに対応しているのかも大変わかりやすいので、
ガンガン組み立てていけます。
何気なく見逃してしまいがちですが、
観察すると、組み立てた時に影響が及ばない部分にゲート(ニッパーで切る部分)がついています。
よく考えられていてスゴイです。
どんどん組み立てていきます。
ざっくりと操縦席の形が見えてきました。
計器類の凹凸がかなり細かく、しかしクッキリしていて格好良いです。
(Wikipedia項目:F-14(戦闘機) より引用)
F-14の一番の特徴は、
対空ミサイルと、それを使用するための強力なレーダー火器管制装置の装備。
操縦機構のない後席には、
RIO(Rader Intercept Officer:レーダー迎撃士官)と呼ばれる専門のレーダー員が搭乗します。
なるほど!
だから後席には操縦のレバーがないんだ。
4. 影の部分には黒を残す
操縦席は全体的にスカイグレイで塗装していくのですが…、
ただただスカイグレイで塗っても均一でつまらない色味になってしまうので、
フラットブラックを最初に吹き付けて、
それからスカイグレイを重ねていきます。
今回は、
いつもと違うタイプのエアブラシに挑戦してみました!
こちらは「ダブルアクション」というタイプのエアブラシです。
押すとエアーが出て、手前に引くと塗料が出るので、
吹き付ける量を繊細にコントロールできるような気がします。
まずはこんな感じでまっくろに!
それから、
角の部分には黒を残しながら、
スカイグレイを全体に吹き付けました。
ただのっぺりとスカイグレイを塗るよりも
ぐっと奥行き、立体感のある塗りなのでオススメです。
他のパーツも同じ手法で塗装していきます。
揃うとこんな感じ!
この段階ではまだ、これがどう組み合わさっていくのか想像できません…。
楽しみ!
5. 計器はドライブラシで引き立たせる
説明書の指定通りに、
計器部分を黒で筆塗りしてゆくのですが、
せっかくのボタンのエンボスが潰れてしまわないよう、
薄付きになるように塗っていきます。
細かいですーーーー!!!
指先がふるえます!
先ほどのスカイグレイを筆にとり、
ティッシュでオフしてほんのちょっとこするようにして、
計器の部分にハイライトをいれてゆきます。
細かすぎてうまく写真が撮れないのですが…!
ドライブラシの効果で、
こんな感じに、エンボスが浮き上がって見えてきます。
ボディ内側もざっくりとブラックで塗装しました!
他のパーツも説明書通りに塗装していき……、
コックピットは
現状こんな感じです!
ブラックの上にスカイグレイを塗装したことで、
角に残る黒の影が、リアルな奥行き感というか、リアルなサイズ感を演出するのに一役かってくれています。
そして計器のガサガサしている感じが、
ちょっと古いマシンのようでかっこよくみえます。
もうちょっと追求したいけど、うーん!
次に進みましょう!永遠に完成しなくなってしまいそう。
今回はここまで!
これからどんな全貌がみえてくるのでしょうか…。わくわくします!
さて、
タミヤプラモデルファクトリー トレッサ横浜店には、
気兼ねなくエアブラシを使える塗装室や、
使い勝手のいいアトリエゾーンが完備されています。
専門的な工具セットのレンタルもありますし、ワークデスクで誰にも邪魔されず、
ショップゾーンで好みのキットを選んですぐに制作に取りかかれます。
さらに長谷川伸二マスターが、
さまざまな講座を開催されていますので…→各種講座
今回の記事を読み、
艦船模型やジオラマにご興味をお持ちの方は、ぜひタミヤプラモデルファクトリー トレッサ横浜店に足をはこんでみてはいかがでしょうか?
それではまた次回まで、乞うご期待です!
ライター : 石井七歩
1991年 東京生まれ。現代美術家。
オフィシャルウェブサイト→ nahoishii.com
フェイスブック→ Facebook
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石井七歩
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