2017年5月16日

☆静岡ホビーショー2017に行ってまいりました☆その1【プラモ新製品編】

みなさん、こんにちは。

さて今回は先日開催されました第56回静岡ホビーショーの現地での様子をたっぷりご紹介したいと思います。

数回に分けてお伝えしていきますので、お付き合いください。

 

半世紀にも及ぶ歴史のある「静岡ホビーショー」は、静岡にあるタミヤさんをはじめとする模型メーカーさんが一丸となり

主催されている年に一度の見本市です。

「世界3大ホビーショー」とも呼ばれているそうですが、どうして毎年静岡での開催となっているのか

不思議に思われている方も多いのではないでしょうか。

理由のひとつには、第二次世界大戦以前から静岡には木材加工の会社が多くありましたが各社、時代の流れと共に玩具メーカーなどに変化を遂げ、その蓄積されたノウハウを生かし教材やプラスチックモデルのメーカーへと移り変わって発展していったのです。そんなことから毎年地元・静岡での開催となっているわけですね。

近年では海外からのお客様も多く訪れ、国内外を問わず多くの模型ファンに支えられ、

活気あふれる一大イベントとなっています。

前置きが長くなりましたが、早速タミヤさんのブースを中心に会場の様子をご覧いただきましょう。

おなじみ星のマークの大きなオブジェが目印のタミヤさんブース。

 

落ち着いた展示会場にはジャンルごとに新製品の数々が並んでいます。たくさんのお客様がみえるので通路も広くとってあり、見やすい配置となっています。

中央には実車のHonda CRF1000L アフリカツインとタイレルP34 シックスホイーラーが展示してありました。

間近で見ることができるのはまたとないチャンスです!

 

今回、大注目の新製品といえば「1/6 Honda CRF1000L アフリカツイン」

(こちらは実車の画像です)

1980年代にダカールラリーで活躍したオフロードビッグバイクです。実車を近くで拝見して、バイクになじみのない私の印象としては「なんて大きなバイク!!」車体はとてもスマートなデザインなのですが、フロントフォークやホイール・タイヤはとても頑丈そうな造りとなっていて、やはり砂漠などの過酷な状況の中レースを戦うにはこういうスタイルになるんだろうなぁと関心してしまいました。その実車の特徴そのままに1/6サイズの精巧なプラモデルにしてしまうというのが、すごいですね。1/6サイズとはいえ、完成すると全長389mm全髙248mmにもなる圧巻のキット。金属パーツを多く採用しているので、実車さながらの仕上がりと組立の楽しさを味わえるというのが醍醐味だと思います。フロントカウルなど標準塗装スタイルで仕上げるのもいいですが、自分の好きなカラーで仕上げてみるのもよいかもしれませんね。

「タイレルP34 シックスホイーラー」

(こちらは実車の画像です)

こちらは1/12と1/20の2サイズが同時に再登場です。初版のときから40年近くたっても愛されているこのキット。エッチングパーツ付きとなった1/12サイズは、前後サスペンション部分など可動部分もあるモデルとなっています。1/20サイズは1976年日本GP仕様となっていますので「たいれる」と「しえくたあ」いうめずらしいひらがなのデカールが!どちらのキットも「GOOD YEAR」のロゴとタイヤマークのデカールも付属。他のカーモデルキットなどにも使えそうですね。

「1/32 ヴォート1 F4U-1Dコルセア」

 

当店のプラモデルマスターとして大活躍の長谷川迷人が、お好きな戦闘機のひとつとおっしゃっている逆ガルウィングが特徴のコルセア。窓枠のないセミバブルキャノピーや特徴的なプロペラなどを正確にモデル化しています。キャノピーの塗装には便利なマスキングシートが同梱されていますので安心ですね。主翼は展開したものと折りたたんだものを選ぶことができますので、作る楽しさがさらに増えそう。がんばって作って2機並べてしまうという手もアリですね!

「1/48 ドイツ38cm突撃臼砲 ストームタイガー」

少し短めの砲塔が特徴の重厚感のあるスタイルは、今でも根強い人気のタイガーⅠ戦車の車体に38cmのロケット砲を搭載したという要塞攻撃用の戦車です。履帯は連結式ですが直線部分は組みやすい一体型。立ちスタイルの乗員さんフィギュアも付いているので、他のキットと組み合わせてジオラマに仕上げたりするのも楽しみのひとつですね。ツィメリットコーティングが再現できる便利なコーティングシートセットも同時発売予定です。

ミリタリーミニチュアシリーズ「1/35ドイツⅣ号突撃戦車 ブルムベア後期型」

 

1944年5月に生産が開始されたこの後期型は現在発売中の「ドイツ ブルムベアー」(MMシリーズ77)のリニューアル版となります。増加装甲板は分割パーツとなるため、部分的に外れた状態でも作れるそうです。戦闘シーンのエフェクトとしておもしろそうですね!またⅣ号戦車にはいろんなタイプがありますので、作り比べてみたりするのもよいかも。こちらもコーティングシートセットが同時発売予定です。

ウォーターラインシリーズ「1/700 日本海軍駆逐艦 島風」

 

舞鶴で建造され1941年(昭和16年)に竣工、その後呉を母港とした島風は、巨大な蒸気タービンを搭載し、公式速力40,9ノットは当時の世界最高記録となりました。1944年(昭和19年)6月のマリアナ沖海戦頃の島風をモデルとしたスリムな船体は、上部甲板や船体など組みやすいパーツとなって再現。島風のために開発されたという5連装魚雷発射管や連装砲はポリキャップを使い旋回することが可能となっていて、躍動感あふれるモデルとなっています。喫水線(ウォーターライン)から下の船体部分はカットしたモデルとなっていますので、塗装したアクリル板などで海面を作成したり、クリアソースを使って水の表現をするなどして簡単ジオラマにするのもいいですね。(You Tubeの「お昼休み模型講座」をどうぞご参考に!)

 

駆け足で紹介しましたが、みなさんの心に留まったスケールモデルは

どのアイテムでしたでしょうか。

広報課の方にお話を伺ったところ「注目していただきたいのは全部です!」と力強くおっしゃっていたのが

とても印象的だった新製品の数々。

少しでも会場での雰囲気が伝われば幸いです。

 

さて、次回の記事ではみなさんもお待ちかね!ミニ四駆アイテムとツール系のご紹介をしたいと思います。

引き続きお楽しみに!                                    TEXT by 小森 けい

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