缶スプレーを使ったプラモデル塗装のコツ☆

みなさんこんにちは。店長の本間です。
今回のモデラーズコンテストの課題作品部門は「気軽に!缶スプレー」です。
手軽で準備もメンテナンスもいらない、とっても楽ちんな缶スプレー。
普段使わないという方もこの機会に使ってみてはいかがでしょうか?
缶スプレーで塗装した作品お待ちしています☆
というわけで今回は缶スプレーで綺麗に塗るコツをご紹介します。
よく缶スプレーよりエアブラシの方が綺麗に塗れると思われがちなのですが、コツさえつかんでしまえば
エアブラシで丁寧に塗るのとそん色ない塗装が出来るようになります。
プラモデル塗装をするときの缶スプレーの基本的な使い方
まず基本的な吹き方ですが、
缶スプレーの吹き始めと吹き終わりのところは塗装するものからはずすことが大事です。
それはこんな風に吹き出し口に塗料がたまっていることがあるからです。
この状態で吹くと塗料がこんな風に飛び散って汚れてしまいます。
吹き始めをはずして飛び散っても問題ないようにして塗装するわけです。
吹く間隔も、シューーッっと連続して吹くと吹きすぎて塗料が垂れてしまうので、
シュッ、シュッ、シュッ、と少しずつ繰り返し吹く感じです。
缶スプレーで実際にプラモデルを塗装してみる
今回はこのトヨダAAにTS-55ダークブルーを吹いていきます。
吹き方には何段階か工程があります。
まず第一段階が「砂吹き」といわれる工程です。
第一段階の「砂吹き」
通常缶スプレーは20cm前後の距離から吹きますが、この砂吹きはもっと遠くから、
ふわふわと塗料の粉だけを乗せる感覚で吹いていきます。
これをやることにより、塗料の食いつきが良くなります。
また、デカールやステッカー、下に塗ってある色などを保護する役割もあります。
こんな感じになります。触るとざらざらとしていて、砂が乗ったような感じなので砂吹きといいます。
これを1~2回ほど行います。
本塗りの基本は「平均的に塗料を乗せる」
塗料は、角や奥まった部分に乗りづらい特徴があります。
奥まった部分は塗料が届かず、角は塗料が平面の方にまとまろうとして引っ張られてしまうのです。
一度で左の図のように塗料を乗せたいものですが、いきなり分厚く塗っても右の図のようになってしまいます。
全体になるべく平均して塗料を乗せるために、平面になっている部分は後回しにして、
角や奥まった部分から塗っていくのが大事です。
角や奥まった部分を意識しながら吹いていきます。
ここではそれほど距離にこだわらなくても大丈夫です。
一気にやろうとしないで、15分ほど間隔をあけて軽く乾かしながら、繰り返し吹いていきましょう。
2~3回吹いてみて、全体に平均して塗料が乗ったと思ったらいよいよ仕上げ吹きです。
仕上げ吹きは「距離」を大切に!
仕上げ吹きは、まず距離が非常に大事です。
離れすぎても、近すぎてもツヤが出ません。
缶スプレーの中には大まかにいうと塗料、溶剤、炭酸ガスが入っています。
距離が離れると溶剤が途中で揮発して、粉状になった塗料だけがプラモデルにつきます。
こうなるとザラザラしてつや消しになってしまいます。
近づけすぎた場合もツヤがあまり出ないのですが、これはスプレー自体の風圧で塗面が荒れたり、
塗膜の中に残った炭酸ガスが中から出てきて表面が荒れてしまうからではないかと思います。
(色々調べたけどわかりませんでした^^;)
缶スプレーの注意書きにも書いてありますが、20cm前後が一番ツヤが出るようです。
その距離を保って、今度はちょっと厚めに吹き付けていきます。
一瞬のことで写真が撮れないのですが、繰り返し厚く吹いていくと表面が濡れてきて、
次に非常に細かいプツプツした凹みが発生するのがわかると思います。
ちょうどみかんの皮のような感じに見えると思います。
さらに吹いてこのプツプツを覆うように塗膜ができたらストップです。それ以上吹くと垂れる危険があります。
そしてこれを手早く全体に行います。
こんな感じにピカピカに塗れました!
この上にさらにTS-13クリヤーをかけると、もっとピカピカになります☆
(その場合、砂吹きから再度工程を踏んで塗装してください)
参考動画はこちら☆
こちらの長谷川マスターの動画も参考にしてくださいね☆
いかがでしたでしょうか。
ピカピカの缶スプレー塗装、みなさんもチャレンジしてみてくださいね。
モデラーズコンテストへのご参加もお待ちしています☆

タミヤプラモデルファクトリー トレッサ横浜店

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