2018年02月21日

話題のメッサーシュミットBf-109 G-6開発秘話をうかがいました

先日、模型の聖地静岡で開催されましたUAMC静岡2018・第7回空モデル大展覧会におじゃましてまいりました。

会場内のタミヤさんブースではドイツ・シュピールヴァーレンメッセで発表された新製品の展示があり、同時に2月17日に発売されました「1/48メッサーシュミット Bf-109 G-6」の開発秘話トークショーも行われていました。

こちらではそのトークショーの様子をお伝えいたします!

 

ドイツの戦闘機メッサーシュミット Bf109とは?

 

メッサーシュミットは1935年以降、約3万機(うちG-6型は量産型でもあったため約1.3万機)が製造され、第二次世界大戦後半にもっとも活躍した戦闘機となりました。(ちなみに英国のスピットファイアは約2. 3万機、フォッケウルフは約2万機。やはり比べてみると格段に多いですね)

「一撃離脱戦法」を得意とし、急降下と上昇力、スピードが特徴のメッサーシュミット。小型軽量の機体に小さな薄い主翼、ダイムラーベンツ社の強力エンジンを搭載していました。

また当時の対戦国であった英国との往復距離(約600キロ)を、400Lの燃料タンクで飛行するにはかなり厳しかったため、増槽(落下)タンク(300L)があとから追加されたそうです。

メッサーシュミット Bf109 G-6 のG型のGは「グスタフ」の頭文字。それぞれの機体がもっているコードネームのひとつですね。

 

タミヤさんのメッサーシュミットの詳細テキストはこちら

【1/48飛行機モデルの理想を形にした意欲作 】 第二次大戦を通してドイツ空軍の主力戦闘機として戦い続けたメッサーシュミットBf109。戦闘機史上最多の30,000機以上が生産され、数多くの発展型や派生型が作られたBf109の中でも、G型は離昇出力1,475馬力のダイムラー・ベンツDB605エンジンを搭載。そして高い防弾性を持つアメリカ軍のB-17爆撃機に対抗するため、機首の武装を7.92mm機銃から13mm機銃に強化したG-6は、1943年2月から1945年2月までにシリーズ最多の13,000機以上が量産されました。外見上の特徴は、13mm機銃の保弾子の排出シュートなどを覆うために設けられた機首側面の「ボイレ」と呼ばれる膨らみ。また火力強化のため主翼下面に20mm機銃ゴンドラ各1挺を装備した機体も見られました。G-6は東西両戦線から地中海までの幅広い戦線で、終戦の日まで爆撃機の迎撃や制空戦闘などに奮戦しました。 

>>1/48 メッサーシュミット Bf109 G-6

 

燃料タンクにあった注意書き

メッサーシュミットの燃料タンクについてはおもしろい話が残っているそうです。

タンクには「爆弾にあらず。拾ったら警察へ。10マルク差し上げます」という注意書きがあったそうです。

空から燃料タンクが落ちてくるなんて、考えてみたらちょっと怖いことではありますが、戦時中はかなり日常的な光景だったのでしょうか。資源が足りなくなると木製のタンクも登場してくるのだから、アルミニウムなどの金属製タンクはさぞかし貴重なものだったことでしょう。

 

こだわりの設計! フィンランドで採寸した本物のスケールでつくるプラモデル「メッサーシュミット Bf109 G-6」

今回のキットを開発するにあたり、タミヤさんではフィンランドを訪れ2箇所のミュージアムをまわり実機取材を行ったそうです。フィンランドは、第二次大戦中の1943年にドイツからメッサーシュミットG-6型を50機購入し、戦後1950年代まで使用していたそうです。

取材にあたって訪れたミュージアムがとても好意的だったため、実機にマスキングテープを貼り正確に採寸。そこから模型のスケールにサイズダウンしているそうです。

小型の機体かつ密閉性を追及しているためでしょうか、コクピット内部のシートに座った際には、肩幅ギリギリはいるくらい、というとても狭いコクピットだったそうです。パイロットからもその不満があがったことがあるようですが、おおむね他の機体特徴は好評だったとか。

キット付属のパイロットフィギュアにもその様子があらわれていますね!

日本人パイロットが搭乗しても窮屈と感じられるくらい狭い小さなコックピットに、ドイツの大柄なパイロットが体を押し込んで操作している様子がよくわかります。

はい、こちらわたくしが久々に塗装してみたパイロットフィギュアです。

ほぼ指定色のアクリル塗料で塗りました。(フラットクリアはまだ吹いていません)

モールドがきれいにはいっているので、とっても塗りやすいと思います。

パーツを切り出してからここまでで3時間ほど(塗料の乾燥や休憩を含む)でしょうか。

みなさんもぜひ挑戦してみてくださいね!

 

実機採寸を入念にした結果、完成したこのキット。エンジンカウルの膨らんだ形状(中に機関銃が装備されているため)や実機の真ん中(左右胴体の合わせ目)にあるパネルライン、弱点でもあったけれど、特徴の一つでもあるハの字型の脚などあらゆる箇所が細部まで忠実に再現されています。

作っていると、まるで本物の機体に触れているような感覚を覚えてしまうのかもしれませんね。

キットのなかの説明図や資料にはこれらのことも記載されていますので、

よく読んで!楽しみながら作っていきましょうね~!

 

スイス国旗のついたメッサーシュミットBf110G

展示会場には発売されているドイツ迷彩の機体と並んで、見慣れないスイス国旗が描かれた機体もありました。

これは1944年4月、スイスにメッサーシュミットBf110Gが不時着。搭載されていたリヒテンシュタインレーダーの技術が流出するのを恐れたドイツは、スイスに対し「壊してくれ」と頼んだそうですが、それを拒んだスイス側に、返還の見返りとしてメッサーシュミットG6型が12機納入されたそうです。その時、ドイツ軍の機体と間違われないためにスイス軍仕様に塗装した機体だそうです。(こちらも時期は未定ですが、発売予定だとのお話でしたよ)

 

長谷川マスターいわく「1/32のディティールを見事なまでに1/48にサイズダウンさせたとてもいいキット。作りやすいとともにエンジン部分の細やかなディティールや、マグネットを取り付けることにより脱着可能にしたエンジンカウルの専用パーツなどはタミヤさんにしかできないキットだよ!」と太鼓判です!

 

そしてマスターは新たに1機お買い上げいただきました^^ ありがとうございます!

 

ブログをお読みの皆様にお知らせ!

 

さて、ここでトレッサ横浜店だけのお知らせをひとつ!

このブログの記事を読んでいただき、来店して「1/48メッサーシュミット Bf109 G-6」をお買い上げの際「ブログみましたよ~」とおっしゃっていただけましたら、なんと!お客様には当店ポイントカードのポイントを2倍つけさせていただきます!(ポイントカードをお持ちでない方はその場でお作りいただけますよ!)

またご希望の方には長谷川マスターのサインをおつけしちゃいます!

 

 

ぜひみなさま、キットの箱を手にとっていただき、ゆっくり楽しみながら製作していただけたらと思います。

 

(text&photo 小森 けい)