2018年05月15日

エアブラシのトラブルとメンテナンスについて

最近お客様からエアブラシのトラブルでご相談を受けることが増えました。

そこで今回は主だったトラブルの原因と対処法を、まとめてご紹介しますね~

 

まず最初に、トラブルを解決するためのツールをご紹介します。

スプレーワーク エアーブラシ用クリーニングセット

この道具を使ってお掃除やメンテナンスをやっていきます。

それぞれの使い方、使い道はあとでご紹介していきますね。

タミヤ・ラッカー溶剤(250ml)

タミヤ・エアーブラシクリーナー(250ml)

エアブラシに付いた塗料はこちらの溶剤を使って落とします。

エアーブラシクリーナーの方がラッカー溶剤よりも塗料を溶かす力が強く、スピーディーな作業が可能です。

ただ強い分パッキン等の部品も痛めやすいので注意してくださいね。

あと大事なことですがアクリル塗料は固まってしまうとアクリル溶剤では落とせなくなるので、

掃除するときには上記の2種類の溶剤を使うようにしてください。

↓エアブラシのお掃除の仕方はこちら

タミヤプラモデルファクトリートレッサ横浜店でやっている、エアブラシの掃除の仕方です。エアブラシの動きが固くなってきたり、ブチブチ音が出るようになったらお掃除...

 

塗料が出ない

トラブルの大半はこれですよね。

様々な原因がありますので、一つ一つ原因を潰していきましょう。

塗料が濃すぎる場合。

 塗料はエアブラシで使用する場合、買ってきたままの濃さでは濃すぎて出ない場合があります。

 アクリル塗料で「塗料7:溶剤3~塗料8:溶剤2」くらいの割合で適正な濃さとなります。

 目安は「牛乳くらいの粘度」です。

塗料に対応した溶剤を使っていない場合。

 溶剤が合っていないと塗料がドロドロになって固まってしまいます。

 使える溶剤は

 アクリル塗料→アクリル溶剤、ラッカー溶剤

 エナメル塗料→エナメル溶剤

 ラッカー塗料→ラッカー溶剤 です。

 これ以外の組み合わせは固まってしまいます。

 間違えた場合はエアブラシクリーナーですべてきれいにしてください。

部品の組み立てミス。

 ニードルストップねじが緩んでいる、もしくはニードルが塗料で固着している場合

 吹き出し口を見ながらレバーを引いたり戻したりして、

 針がちゃんと出入りしているか確認してください。

 針が動かなければ、バランサーを外して

 ニードルストップネジを緩め、

 針をしっかり前に押してあげて、またつまみを締めてください。

 塗料で固着している場合はペンチなどで引き抜いて針を溶剤で拭いた後、戻してください。

 以上をやっても針が動かない場合は針の曲がりが考えられます。

 針のニードルパッキンとこすれる部分にグリスを塗ってあげると動くかもしれません。

 ・先端ノズルが緩んでいる場合

 このパーツが先端ノズルです。

 このパーツが緩んでいたり、付け根が曲がっていたりすると塗料が出なくなったり、出が悪くなったりします。

 落っことしてこのパーツが曲がってしまった場合なども同様です。

 特徴として、吹いた時にエアーが逆流してカップ内の塗料に泡が立ちます。

 カップ内を見てポコポコ泡が出ているようだったらまずこのパーツを疑って、しっかり締めてください。

 締めてもダメな場合は、クリーニングセットのノズルシール剤をネジ山に塗って隙間が出ないようにします。

 ノズルシール剤の塗り方は、

まず少量をつまようじでとって

穴に入らないように気を付けながらネジ山に塗ります。 

ねじ込んで、はみ出したシール材をふき取ります。

 ・ノズルカバーが緩んでいる場合

 この真ん中のパーツがノズルカバーです。

 ここが緩んでいる場合も同様にエアーが逆流して泡が出ます。

 掃除したあとなんかに締め忘れることもあるので一応ここもチェックしてください。

 ・レバーが引けない?

 

 エアブラシのお尻についているねじ(ニードルストッパー)でレバーの引きしろを調節できます。

 ここが締まりすぎているとレバーが引けず、塗料が出ません。

空気が出っ放しになる

これもよくあるトラブルです。

空気はレバーを押して、エアーバルブが開くことで出る仕組みです。

このあたりのグリスが切れると動きが悪くなり、空気が出なくなります。

レバーから指を離してもしばらく出続ける場合でも同様です。

まずはレバーにグリスを塗ります。

 

(左がダブルアクションタイプ、右がトリガータイプ)

赤い丸で囲った部分、ピンとゴムパッキンにグリスを塗ってください。

 

次にエアーバルブです。

 こちらがエアーバルブ。

それぞれ赤く示した部分の、ネジ山、ピン、ゴムパッキンにグリスを塗ってください。

これでも直らない場合はパッキンが切れていないか確認してください。

 

塗料が飛び散る

ノズルやニードル、ニードルカバーが曲がっていると塗料の向きに偏りが出ます。

こんな感じに塗料がたまっていってある時一気に飛び散って塗装が台無しになってしまいます。

ブッシャー!

基本的に交換するしかないので落としたり無理に取り付けようとしてゆがませないよう気をつけましょう。

空気、塗料が一定に出ない

「脈動」といって脈を打つように強く出たり弱く出たりします。

ノズルの曲がり、取り付けミスが主な原因です。

ノズルにノズルシール材を塗ってみましょう。

それでも直らない場合はコンプレッサーの故障や、ホース内に水がたまっていたりする場合があります。

エアブラシを外してコンプレッサーを動かして脈動があるか様子を見てください。

ノズルが折れちゃった・・・

ノズルは締めすぎたり、ねじが斜めに入ったりすると、わりと簡単に折れます。

ポッキリ・・・ギャーですね

直すことはできないので、基本的には修理に出してください

自分でどうしても直したいという人は自己責任ですが、ニードルを差し込んで回すと取れる時があります。 

針を曲げないように気を付けて

ノズルはカスタマーサービスやプラモデル店で注文してください。

トレッサ店は在庫ありますよ。

 

その他、エアブラシで困ったことがありましたらトレッサ店にお持ちくださいね。

ご相談、パーツのご注文も承っています☆