スミ入れの次はこれだ!ドライブラシの上手な塗装方法と筆・塗料の選び方
みなさんこんにちは
今回は「ドライブラシ」のやり方をご紹介しますね
ドライブラシというのは、筆につけた塗料を拭き取って、筆が乾いた(=ドライ)状態にして塗る技法です。
主にモールドを強調したい時に活用します。
ドライブラシを行う前にスミ入れをしておくことをオススメします。
用意する物
筆・塗料・ティッシュ
筆は少し柔らかめの平筆、
塗料は乾燥が遅いエナメル塗料が一番向いています。
スミ入れが凹んだところや影になるところを強調する技法であるのに対して、ドライブラシは出っ張ったところを強調する技法です。
塗料のふたにドライブラシを試してみる
それでは試しに塗料のふたの模様にドライブラシしてみましょう☆
塗料を筆に含ませます。普通に筆塗りする時より少し濃いくらいがちょうどいいです。
ティッシュに塗料をこすりつけて落とします。
ティッシュに塗料がつかなくなったら準備完了です。
塗るというよりはこすりつけるといった感じ。筆先ではなく筆のお腹でやさしくこすりつけます。
すると出っぱったところだけに塗料が乗ってくれます。
プラモデルでの使用例
プラモデルではどういった場面で使用するのか、具体例をいくつかやってみましょう。
恐竜の肌
うろこ状の肌をドライブラシで浮き立たせます。元の色の少し明るい色を使ってドライブラシ。
どうでしょう。肌のゴツゴツしたモールドが明るく浮き上がりました。
細かい文字
このFORDの細い文字は、面相筆でもなかなか書くのは難しいです。こんな時もドライブラシで。
銀色でドライブラシ。簡単に、綺麗にFORDの文字が浮き上がりました。
リベットや角のモールド
これもよく使われる場面です。
少し明るい色でドライブラシしてリベットなどを浮きだたせます。スミ入れも合わせて行うとより効果的です。
服のしわ
服のしわもドライブラシが活躍します。
1回だけじゃなく、使う色を少しずつ明るくしながら3段階ほど行うと良いです。
筆も柔らかく毛足の長い筆から、固く毛足の短い筆へ変えていくと良いでしょう。
①右腕のしわにご注目。
②
③
④
4段階目まで行くとだいぶ色の差が出ているのがわかると思います。
ヘルメットのネットもドライブラシなら簡単に塗り分けることが出来ます。
ジーパンのステッチもくっきり浮かび上がります。
いかがでしたか、いろんな場面で活用できるドライブラシの技法、みなさんも使ってみてくださいね☆
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本間店長

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